北朝鮮が、「マツタケ不正輸入事件」に関連して、日本の捜査当局に猛反発している。
京都府警と神奈川、島根、山口県警の合同捜査本部は12日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)議長の次男・許政道(ホ・ジョンド=50)容疑者らを逮捕した。これに対して北朝鮮の朝鮮中央通信と労働新聞は14日、厳しく非難する記事を掲載。労働新聞は、6面の7割近くの紙面を割きながら以下のような記事を掲載した。
不法無法のファッショ的乱暴、わが共和国に対する許されない政治的挑発
日本の反動たち「総連職員を不法逮捕」
総連弾圧妄動に対する高い対価を払うことになる
総連と在日同法に対する日本当局の悪辣な強盗的で極悪な敵対行為を強力に断罪糾弾する(朝鮮海外同胞援護委員会声明)
日本警察当局のファッショ的暴挙は、絶対に許せない(総連中央対策委員会声明)
朝鮮海外同胞援護委員会の声明のなかでは、総連も逮捕された総連活動家も東方株式会社とは何の関連もないとしながら「総連の活動家を逮捕した時からわずか5分も経たないうちに、日本のメディアが一斉に『朝鮮総連議長の次男を逮捕』という同じ表題で、オウム返しに合唱したこと自体が今回の強制捜索、逮捕劇が何を狙った政治的謀略劇であるのかを如実に示している」と強く非難した。
さらに、「総連の活動家と在日同胞は、朝鮮民主主義人民共和国の保護を受ける海外公民であり、彼らに対する侵害行為はすなわち、わが共和国の自主権に対する重大な侵害」としながら、「今後、朝日両国関係において招かれる悪結果と責任は日本当局がすべて負うことになるであろうと警告した」と日朝交渉の中断を示唆した。
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