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韓国でもよく知られたホン・ミョンヒの小説‘イムコクジョン’は、80年代半ばに北朝鮮で5部作の映画になり、住民の人気を集めた。

この時から、北朝鮮の男性の間で、’石投げ’熱風が吹いた。特に、映画で二番頭だった‘ペドルソク’の神妙に近い石投げは、多くの北朝鮮の男性の興味を引いた。

北朝鮮の男性に石投げ熱風が吹いたのもこの頃からだ。特に、10代の青少年たちは映画の場面をまねするかのように、石投げに熱をあげた。

韓国のように多様な遊びを楽しむことができない北朝鮮体制の特性上、10代の若者の石投げ遊びも、変わったことではなかった。筆者も多様な石投げを楽しんだ。

友人と川岸に行ったら、丸くて平たい石ころを拾って、誰が多く水面に浮かべられるか、水切りの試合をした。また雀を見つけさえすれば石を投げてあて、’イムコクジョン’のペドルソクの真似をした。

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北朝鮮では映画が住民に及ぼす影響は非常に大きい。’イムコクジョン’でペドルソクの石投げが人気を呼び、80年代半ばに、人民軍の特殊部隊の活躍を描いた映画、‘命令−027号’は北朝鮮の若者に撃術(韓国のテコンドーと似ている武道)熱風を起こすきっかけになった。

‘命令−027号’という映画は、朝鮮戦争の時期に北朝鮮軍の特殊部隊、1個分隊が韓国に行って、現地のスパイと連携し、作戦文件を奪取して帰る内容を扱った映画だ。映画は少数の北朝鮮の軍人がすぐれた戦闘力と撃術で、多数の国軍特殊部隊を殺傷する様を描き、特殊部隊の軍人たちを’一当百’の革命戦死として紹介している。

特に、映画の中で軍人の撃術と短剣、またフォークやはしを投げる姿が、多くの北朝鮮の男性を感心させた。

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映画が放映された後、北朝鮮では10代の青少年から現役軍人まで、‘命令−027号’の映画の場面を真似た撃術熱風が広まった。

テレビや映画を見て真似る雰囲気は、南も北も同じであるようだ。