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アメリカのヒラリー・クリントン国務長官は今週予定されているアジア4カ国訪問の前に、北朝鮮の挑発行為に対し、再び警告のメッセージを送った。また、北朝鮮が核プログラムを廃棄する場合には、米朝間の国交正常化を進める意向があるということも一緒に発表した。

クリントン長官は14日(現地時間)にニューヨーク・アジアャTイエティーでの演説を通じて、「北朝鮮の核プログラムは北東アジアの平和を脅威する最も重要な挑戦だ」と指摘した。

また、「韓国に対して挑発行為や攻撃的な発言をしても役に立たないし、そういうことはしてはいけない行動だ」と主張した。

今回のクリントン長官の発言は、オバマ政権の核拡散防止条約を違反する国に対する制裁と北朝鮮の核の完全廃棄は譲れない原則ということを再び強調したものだと考えられる。

クリントン長官は、「北朝鮮が完全で検証可能な核壁プログラムを廃棄する準備が本当にできているのであれば、オバマ政権は両国の国交を正常化し、朝鮮半島の停戦を永久平和条約に変えることも考えられる。北朝鮮の住民のためにエネルギーや経済的支援もする」とオバマ政権の「飴」カードを一緒に提案した。

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クリントン長官の発言について外国のメディアは「飴と鞭」を同時に提案したという一般的な分析と一緒に、ブッシュ政権に比べ一歩前進したという分析と、そんなに変わっていない原則的な話だという正反対の評価を下した。

CNNは「北朝鮮の韓国への挑発に対しては警告しながらも、核プログラムを廃棄すれば国交正常化を進めるという手もさしだした」と評価した。

ワシントン・ポスト紙も「北朝鮮が核プログラムを完全に廃棄する前に、部分的には推進できることを示唆した。2005年にブッシュ政権による最終合意事項にこうした措置は含まれていたが、ブッシュ政権の誰もクリントン長官の今回の演説ほどはっきり条件を提案したことはあまりなかった」と、過去と比較して一歩進展したと評価した。

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ワシントン・タイムズ紙は「クリントン長官は北朝鮮が核プログラムを諦めれば、外交関係を結び、平和条約を締結し、エネルギーや経済的な支援もするというが、それはブッシュ政権の初期の約束を繰り返しているだけだ」と低く評価した。

一方、北朝鮮の立場を代弁する在日本朝鮮総連合会の機関紙である朝鮮新報は14日に「アメリカの国務長官のアジア訪問と朝鮮半島の情勢」というタイトルの社説で「北朝鮮は対話と対決をわける物差しを持って、クリントン長官の初のアジア外交を注視する」と述べた。

同新聞は特に「反目と対立は危険のレベルを超えている。現状を放置すると取り返しのつかない結果を招く。アメリカとしては『一触即発の超緊張状態』を警告する交戦の相手の意図を分析し、6カ国協議の参加国との政策の調整の過程でそれについて説明する必要がある」といいながら、朝鮮半島の緊張を和らげるためには核保有国として両国が軍縮会談を進めるべきだという北朝鮮の要求を受け入れるべきだと強調した。