金正日体制の北朝鮮で、テレビで放映される外国映画と言えば中国映画だった。国営のソフト会社「木蘭ビデオ社」も中国映画が保存されたCDを大量に販売していたが、中国映画の視聴が取り締まりの対象になっていると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
ある平壌市民はRFAの取材に対して、次のように語った。
「これまで中国映画を見たことがバレても大した処罰を受けなかったが、今では厳しくなっている。韓国人2人がスパイの容疑をかけられて逮捕される事件が起きてからだ」
仮に、摘発されたら労働鍛錬隊送り、すなわち強制労働は必至という。それでも、韓流コンテンツの視聴が摘発されたことに比べると、まだ刑罰は軽い。