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「合同捜査本部と言っても、主導しているのは京都府警で、あとは“お手伝い”に過ぎない。3月の議長宅の家宅捜索の際、府警は何も押収してこなかった。実際のところ、押収すべきものがあるかどうかにすら興味はなかったようだ。あの捜索はハッキリ言って、昨年の事件での汚名をそそぐためのパフォーマンスに過ぎない」

ここで言われている「昨年の事件」とは、京都市左京区の京都大吉田南キャンパスで11月4日、極左セクト・中核派の情報を収集していた京都府警の公安捜査員が学生らに取り押さえられ、数時間にわたり拘束された騒ぎを指す。

「全国の公安関係者の中で『ありえない失態』と呆れられており、京都府警は名誉挽回に執念を燃やしている」(前出・公安幹部)

そうして行きついたのが、朝鮮総連を相手にした「マツタケ狩り」というわけだ。

一方、一部メディアが今回の捜査を、日本政府による「対北朝鮮圧力」と関連付けて報道していることについて、ベテランの公安関係者は苦笑しながらこう話す。