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元北朝鮮労働党書記だった黄長ヨブ(火辺に華)氏に脅迫の斧を郵送した犯人に、脅迫未遂の有罪判決が下された。

ソウル中央地方裁判所の刑事5単独のイ・ヒョンジョン裁判官が5日に、黄氏に斧が入った包みなどを送った容疑(国家保安法)で起訴されたキム氏に対し、懲役10ヶ月と資格停止1年、罰金50万ウォンを言い渡した。

裁判官は包みを発送した行為自体を脅迫未遂と判断し、キム氏は黄氏の「北朝鮮民主化活動」を萎縮させたことで有罪判決を言い渡された。また、違法な集会に参加した容疑や利敵表現関連物を所持していた行為についても一部を除き、有罪判決が下された。

裁判官は「脱北した北朝鮮の高官である黄氏に対する相次ぐテロや殺害の脅迫により、警察が被告人に行動の自制を求めたにもかかわらず、身分が露出できないように緻密な計画を立てて、脅迫に関連する物品を送った行為は軽く判断できるものではない。さらに、被告人が法廷でも包みを送った事実を認めないことが、刑が重くなった要因」と話した。

また、「黄氏が事件で深刻な恐怖を感じていなかったと思われ、キム氏が集会に単純に参加しただけで、主催者ではないことなども考慮した」と説明した。

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一方で裁判官は、「国家保安法は国家の存立や安全、自由民主主義の基本秩序に実質的な害悪をもたらす懸念がある場合にだけ、制限的に適用されるべきだ。キム氏の行動が国家の存立などに害悪をもたらしたとは思えない」という意見も伝えた。

キム氏は2006年12月21日にソウルの光化門郵便局から、斧や赤い塗料をかけた黄長ヨブ氏の写真と一緒に、「裏切りものは必ず罪の対価を払う。その後、それに相当する処罰を下す」という内容の脅迫文書を黄長ヨブ氏に発送した容疑で拘束された。