金正日以後、北朝鮮の権力告}は集団指導体制になる可能性が非常に高いという認識が、学界で徐々に広まっているようだ。
以前は金正日に何かが起きた時、臨時に集団指導体制が登場する可能性があるという主張が多かったが、最近では金正日が集団指導体制を選択する可能性もあるという主張が積極的に提起されている。
北朝鮮大学院大学のリュ・キルジェ教授は4日、プレスセンターで開かれた大学統一問題研究所協議会の学術会議で、「ポスト金正日時代の北朝鮮の権力国「の展望」という主題で発表し、「金正日と側近の間に同質性と連帯が存在したら、金正日としてもこれが北朝鮮体制の耐久性を高めるだろうと判断する可能性がある」と語った。
リュ教授は「機箔Iな資質と忠誠心を通じて選ばれた側近たちだが、彼らとの長年の関係によって、金正日は彼らこそ自分の代わりになり、北朝鮮を導いて行くことができると考える可能性がある」と述べ、「党と軍隊を掌握しているエリートであり、したがってどのような内部の変動にも対処することができる能力がある」と説明した。
リュ教授は一方で、「集団指導体制のシナリオがどのような政策路線を追求するのか、彼らの同質感と結びつきが続くのか、権力闘争の可能性はないのかなど、多くの疑問が残っている」とも主張した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面特に、「北朝鮮の権力国「を見通すためには、まず現在の北朝鮮の政治国「、金正日のリーダーシップと権力エリート、そして政治経済的条件の3つの変数をよく見なければならない」と述べ、「この3種類の変数は、単純に金正日の選択だけを後継権力国「に影響を及ぼす独立した変数と見れば抜け落ちる可能性がある、より包括的なシナリオと、後続的な権力国「の変動を予測させる」とも主張した。
また教授は、「世襲継承が非常に有力視されているが、北朝鮮の政治経済的状況がよくない状態で息子に譲ることは、金正日が選択する際に負担として作用するだろう」とも言い、世襲は容易ではないと予想している。
更に、「金正日の3人の息子が全員北朝鮮で人民たちに「交わって」教育を受けたことがなく、金正日ほどの「抜群な」リーダーシップを持たなければ作動するのが困難という点から、果して3人の息子が父親に匹敵するほどのリーダーシップを持っているのか疑問だ」と付け足した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面国会の外交通商統一委員会のファン・ジンハ(ハンナラ党)議員の依頼を受けて、現代北韓研究会のイ・スソク会長などが4日に発表した、「金正日以後の北朝鮮の軟着陸のための、韓国の対応戦略の研究」という政策報告書も、キム国防委員長に何かが起きた時は、代武ォが低い国防委員会よりも、各分野の首長の集合体である党政治局の機狽?ウ常化させて、集団指導体制を追求する可能性があるという予想を提示している。
報告書は一方で、こうした形態の集団指導体制が、長期間存続するかどうかは疑わしいとも述べている。
アメリカ外交協会(CFP)のポール・ステアス研究員も、3日にLAタイムスに寄稿した文章で、今後北朝鮮の情勢を展望しつつ、金正日の息子の1人を象徴的な指導者に立てる集団指導体制が登場する可能性が高いと主張した。NYTなどアメリカの大手の報道機関もこれまで、北朝鮮の次期権力告}は、集団指導体制になる可能性が高いと予想している。