北朝鮮の北東部、咸鏡道東部山岳地帯で発生した山火事の鎮火が難航している模様だ。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は2日、米航空宇宙局(NASA)が4月30日に公開した衛星写真をもとに、北朝鮮の複数箇所で大規模な山火事が観測されていると報じた。

公開された写真は、地球観測衛星「テラ」が4月27日に撮影したもの。大きな煙の流れが日本海を越え、日本の東北地方にまで伸びているのがわかる。

EEA069A1-C0D8-4DEF-9D2A-F63469A01AC2_cx0_cy22_cw0_mw1024_s_n_r1
北朝鮮で発生した山火事の煙が、日本の東北地方にまで伸びている/写真提供=NASA

山火事の発生地は北朝鮮の東部沿岸に広く分布しており、最もひどい咸鏡南道では10カ所で出火したと見られる。

NASAによれば、高原地帯の川沿いの耕作地で多くの山火事が発生しており、過去数年間にも4月に同様の現象が起きているという。

農民らが雪解け後の耕作開始に向け雑草除去などの地面に火を放ち、火勢が手に負えなくなり燃え広がった可能性がある。

米気象予報メディアの「ザ・ウェザーチャンネル」は、今回の山火事は3月末に発生し、1カ月が過ぎても鎮火されていないと伝えている。

【関連記事】金正恩談話「全党、全軍、全人民が山林復旧戦闘を力強く繰り広げ、祖国の山々に青々とした樹林を生い茂らせよう」(全文)