カナダ移民難民局の分期別報告書によると、去年10月から12月までの3ヶ月間に、脱北者が3人追加で難民として認定されたと、ラジオ・フリー・アジア(RFA)が24日に報じた。
放送は「カナダ政府が去年難民の地位を与えた脱北者はあわせて7人」と述べ、「カナダ政府から難民認定を受けた脱北者はあわせて11人になった」と伝えた。
カナダ移民難民局のステファン・メイルファート報道官は放送で、「審査を経て難民の地位を得た脱北者は、カナダ移民局で永住権を申請することができる」と伝え、「難民申請をした脱北者は増えており、現在も審査が行われている申請の事例は130件に達する」と付け足した。
また、「特に韓国に定着した後、カナダで難民申請をする脱北者が多くて、これを区分するために審査期間が長びいており、実際にこの3ヶ月間、途中で放棄したり難民申請を撤回した事例が、以前よりも1.5倍も増えた」と強調した。
申請者が純粋な脱北者であることが証明されたら、難民審査を通過することができるが、審査の結果が出るまで1年以上はかかるとメイルファート報道官は説明した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面この1年間、カナダの移民局で難民審査の手続きをした脱北者はあわせて30件であり、このうち難民認定が拒否された事例は1件、中途放棄や申請の撤回は22件だった。
難民審査をパスして永住権を得た脱北者は、3年以上カナダに居住すれば市民権を獲得できる資格が与えられて、カナダで出産した場合、生まれた子供はカナダ市民権をもらうことになる。