国連安全保障理事会で24日、激しい内戦が続くシリアの人道状況を巡る公開討論が開かれ、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使を務めるアメリカの女優、アンジェリーナ・ジョリーさんが参加した。

The situation in the Middle East
国連安保理の会合でシリアの現状について発言する米女優アンジェリーナ・ジョリーさん/国連ウェブサイトから

ジョリーさんは、これまでシリア周辺の難民キャンプを10回以上にわたって訪れている。

「国連は傍観者」と批判

ジョリーさんは、娘を性奴隷として武装勢力に奪われた母親や、空爆で母親が死亡し、5人の兄弟の面倒を見る11歳の少女の事例に言及した。

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また、「国連は国家が市民を保護しないときには決して傍観しないという原則を掲げながら、シリアでは傍観者であり続けている」「シリアの難民はこの場に来ることができない。だから、あなたたちが会いに行って」と述べ、各国大使らに現地の悲惨な実情を確認するよう要請。

内部の対立から内戦終結や人権問題で有効な措置を打ち出せていない安保理を痛烈に批判した。

5年目に入ったシリア内戦では22万人以上が死亡、400万人近くが難民化している。

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