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水源地方検察庁・公安部は21日に、国家保安法の違反で拘束・起訴されたウォン・ジョンファ(35)の継父であるキム・ドンスン(64)に懲役12年を求刑した。

水源地方検察庁・公安部(部長検事・ユン・ウンゴル)はウォン・ジョンファのスパイ行為を支援した容疑(国家保安法の便宜提供及び潜入・会合・通信)で拘束・起訴されたキム・ドンスンに懲役12年を求刑した。

水源地方裁判所の刑事11部(裁判官:シン・ヨンソク部長判事)の審理で行った裁判で検察は、「被告人は黄長ヨブ(火へんに華)の居場所を探すなど、スパイ行為をした。ウォンの行跡と比べると、脱北者としてはとても説明できないことが多く、自分の罪に反省していない」と求刑の理由を述べた。

キム・ドンスンは最後の弁論で「私は韓国の国家保安法に違反する行為をしたことが一度もない。北朝鮮の党証を持っていることでスパイと言われているが、それは党証に小さな傷でもつけたら大逆罪を受けるという北朝鮮の蛮行を世に知らせるための資料として持っていた」と悔しそうに訴えた。

また、「北朝鮮から自由を求めてきたのに、懲役12年を言い渡されるなら安楽死したほうがマシだ。これはショーじゃない。だった一日でも人間らしく生きたい」といい、涙を流した。

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キム・ドンスンの宣告公判は来月11日の午前10時に予定されている。

キム・ドンスンは2003年12月から2006年1月まで、中国で冷凍タコやうるしなど9億7000万ウォン相当の北朝鮮の農水産物と北朝鮮作家の絵40作(6500ドル相当)を、工作資金の準備のためにウォン氏に提供した。昨年6月にウォン氏が黄長ヨブ(火へんに華)委員長の居場所の特定に失敗すると、ファン氏が委員長を務めている北朝鮮民主化委員会の人権調査部長に会い、ファン委員長の居場所を探り出した疑い(反国家団体構成員のスパイ未遂)で昨年9月に拘束・起訴された。

女スパイウォン・ジョンファは昨年10月に国家保安法の「スパイ、目的遂行、金品授受、潜入、脱出、賞賛・鼓舞、会合・通信」などの容疑で懲役5年を言い渡された。