原因はわかっていないが、人民元に対して北朝鮮ウォンが安くなっていることが一因と推測される。太陽節前は1元1280ウォンだったが、それ以降は1325ウォンになった。また、食糧備蓄が底をつきコメの値段が上がる前に買いだめしようとする心理が働いているという分析もある。
価格上昇に伴い、コメとトウモロコシの割合が半々だった軍人向けの配給が4月からはコメ3:トウモロコシ7になり、量も1日600グラムから500グラムに減らされた。
「食糧価格の上昇で庶民たちの間で不安が広がっている。今年も食糧難が避けられないという不安心理もありコメの価格はさらに上がりそうだ」(内部情報筋)
ロシアからの穀物輸入で米価下落の情報も
両江道(リャンガンド)の情報筋はRFAの取材に対して、市場での食糧価格上昇の原因は国内在住の食糧備蓄がなくなったことに加えて、中朝国境の中国側で食糧価格が上昇しているためだと語った。