この観光特区は、遊覧船に乗って川向うの北朝鮮ギリギリまで近づくコースが中国人観光客に人気であることに着眼し、船に接岸してもらってショッピングやレストランを楽しんでもらおうというもの。特区内に限ってビザが免除される予定だが、対象がどこまでになるか注目される。
この特区が成功すれば、内陸にもエリアを拡大することも考えていると研究者は伝えた。
北朝鮮は昨年10月に丹東市内から上流に約80キロほどさかのぼったところにある寛甸満族自治県と鴨緑江を挟んで向かいあう平安北道の朔州(サクチュ)郡に「清水(チョンス)観光特区」を開設し、丹東市の高官や中国の旅行業界関係者も出席してオープニングセレモニーを行った。しかし、デイリーNKの取材結果、3月末の時点で工事が行われている様子は全く確認できなかった。