13日に「米朝関係正常化を通じた非核化の実現の立場」を表明した北朝鮮・外務省の報道官の談話に対して、韓国の外務通商部は15日に、「北朝鮮が状況の本質を歪曲している」と反駁した。
韓国の外交通商部はこの日に発表した論評で、「北朝鮮の核問題は朝鮮半島だけではなく、北東アジアの平和、安定、そして全世界の核拡散防止のために必ず解決すべき課題だ。6カ国協議の参加国は北朝鮮の完全な核放棄及び、検証可能な非核化の達成のために、9.19共同声明に合意したのである」と指摘した。
北朝鮮の「朝鮮半島の完全な非核化」の主張については、「北朝鮮がすべての核兵器と現在の核計画を完全に放棄し、国際社会からの疑惑を解消し、核を平和的に利用するために国際要件を充たすことが必要だ。そうして我々と同等な資格を得てから朝鮮半島の非核化について議論することが順序だ」と強調した。
韓国の外交通商部は北朝鮮の核軍縮発言について、「6カ国協議は北朝鮮がすべての核兵器や核計画を放棄するために働く組織だ。それについては9.19共同声明にも明確に定めてある。6カ国協議に関する北朝鮮の立場を自ら否定する主張だ」と反駁した。
さらに、「北朝鮮が9.19共同声明に基づき、朝鮮半島の検証可能な非核化を実現するために積極的に協力することを望んでいる。核無能力化の第2段階を早期に終らせ、核放棄のために協議を開始することを期待する」と求めた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面外交通商部のムン・テヨン報道官は今回の論評の資料と関連し、「指摘する部分は指摘しなければならないと思い、関係機関との話し合いを経て論評を発表することになった」と説明した。