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自由先進党のイ・フェチャン総裁が「北朝鮮の人権」の問題は、南北の「平和的定着」に優先する価値であると15日に強調した。

イ総裁はこの日、国会で「脱北過程での人権侵害の実態と対策」という主題で開かれたセミナーに参加して、「盧武鉉政権の時に韓国政府は、北朝鮮人権決議案に棄権した」と述べ、「当時、盧大統領が『人権より平和が優先される。すべてのものの上の最高の価値は平和だ』と言ったと記憶しているが、この言葉を聞いて本当に開いた口が塞がらなかった」と指摘した。

また、「金正日の気を損ねればうるさくなるから、静かにさせるために(北朝鮮の人権問題を)無視した」と述べ、「最高指導者がこのように考えているから、当時在外公館で脱北者が来れば煩わしがって、時には追い出して送還されるようにした」と批判した。

イ総裁はこの場で「一番重要な人間の価値は『人権』であり、『人権』がすべてのものに優先するのではないか」と指摘し、「我々の社会に共同体が存在するのは、こうした価値を守るためもの」と強調した。

更に、「ユーゴスラビアのミロシェビッチ大統領が民族主義を叫び、エスニッククレンジングをした時、イスラム係の住民25万人が虐殺された」と指摘し、「平和」を先立たせて「人権」が残酷に抹殺された事例として、コャ{の内戦をあげた。

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イ総裁は「初めてミロシェビッチがボスニア戦争を起こした時、国連が休戦を推進する過程で、彼(ミロシェビッチ)をなだめて平和を作ろうという議論があった」と述べ、「だが平和協定を結んでいくらも経たないうちにコャ{戦争が起こって、エスニッククレンジングが起きたのではなかったか」と指摘した。

イ総裁は更に、「脱北同胞の困難を減らして、彼らが大韓民国の国民として暮らすことができるように、韓国政府が政策的に支えることができるきっかけを作らなければならない」と強調した。