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統一研究院が北朝鮮体制の安定に影響を及ぼす、主な不確実要因として金正日政権の安定、米朝関係、改革・開放、食料事情などをあげて、北朝鮮の状況の変化に関するシナリオを提示した。

統一研究院のチェ・ジヌク北朝鮮研究室長が14日、研究院のホームページに載せた「北朝鮮体制の安定の評価: シナリオワークショップ」という文章で、「北朝鮮体制の安定について評価するために、14人の専門家が討議した結果、金正日政権の安定、米朝関係、改革・開放、食料事情の順序で重要であると合意した」と明らかにした。

研究院は金正日政権の安定と米朝関係という2つの変数を基に、北朝鮮の状況の変化に関するシナリオを作成した。

▲「金正日政権が安定していて、米朝の協力関係が形成される状況」 = チェ室長は「この状況では、6カ国協議が進展し、北朝鮮の核問題で非核化の第2段階を経て、検証や廃棄の問題が解決されるだろう」と予想した。

また、米朝、日朝関係の改善が実現し、平和体制と北東アジアの多者安保協力体の議論が進展する一方、中朝間の多様な協力で、北朝鮮の部分的な改革・開放が推進される可能性も占った。

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チェ室長は更に、「南北関係も進展し、李明博政府の非核・開放・3000 国zが本格的に推進される可能性がある」と付け足している。

▲「金正日政権は安定しているが、米朝関係に葛藤が見られる状況」= チェ室長は「北朝鮮の核問題が膠着し、北朝鮮の経済難が悪化する可能性が高い」と予想した。

また、「北朝鮮は体制安定のために住民統制を強化して、対外的に孤立政策を固守するはずで、2006年の核実験以後、国連が決議した対北制裁が適用されることで、北朝鮮は一層困難な状況に陥る可能性がある」と推測した。

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チェ室長は「アメリカは人権問題とPSIを通じた対北圧迫を強化するはずで、南北関係の梗塞で、対北政策と対北支援をめぐる南南葛藤が深まる可能性も高い」と予想した。

▲「北朝鮮の核問題が膠着状況に陥り、金正日政権が不安定である場合」= チェ室長はまず、「金正日政権が不安定ならば、米朝関係は協力関係でも葛藤関係でも、体制の安定に大きな影響を及ぼすことはないだろう」と明らかにした。

チェ室長は「アメリカの最大の関心は、北朝鮮内部の核と核物質の拡散を防止すること」と述べ、「(アメリカは)大量に難民が発生する事態、内乱、飢餓などの急変事態に備えるだろう」と展望した。

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▲「米朝関係が協力関係で、金正日政権が不安定になる場合」= チェ室長は「アメリカは米朝間の交渉が続かなければならないということを宣言して、北朝鮮の安定が脅かされないように支援するだろう」と予想した。

アメリカが主導して6者または5者の会談を召集して、北朝鮮内部の安定化方案が論議されるはずであり、中国とアメリカは次期北朝鮮指導部との関係設定のために、熾烈な競争をすると推測している。

更に、「この場合もアメリカの関心はただ、北朝鮮内部の核と核物質の拡散防止にある」と述べ、「米朝関係が葛藤状態である場合よりも可能性は低いが、アメリカは人道支援を提供しながら、一方で対北強硬策を駆使して、完全に屈服させる可能性もある」と付け足した。

チェ室長はシナリオごとの予想と関連し、今後の政策目標として、 ▲金正日政権の安定と不安定に対して、価値を置かずに代案を用意すること ▲複雑、多様な状況に備えなければならないこと ▲北朝鮮の孤立を防止すること ▲北朝鮮の崩壊に備えるが、北朝鮮の崩壊を仮定した政策は排除すること ▲韓米協力の亀裂と南南葛藤に備えること ▲現状の長期化にも備えることなどが必要であると指摘した。