最近、4人の脱北者が中国公安当局の監視網をくぐり抜けてタイに到着したと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

中朝国境の鴨緑江沿いの国境哨所
中朝国境の鴨緑江沿いの国境哨所

中国当局の統制厳しく移動困難

中国国内で脱北者救援活動を行っている韓国のNGO関係者が「最近、4人の脱北者がタイの国連難民収容所に到着した」と明らかにした。

この関係者によると、脱出に成功した脱北者は乳児1人を連れた30代女性1人と20代女性2人とのことだ。

彼女たちは吉林省と黒竜江省などで息を潜めて暮らしてきたが、3月末にブローカーの手引で現地を脱出した。中国当局の取締が厳しく、雲南省昆明までの道程にある4ヶ所の検問所を避けているうちに2週間近くかかった。さらに、最近は脱北費用も高騰している。

習近平政権は社会治安確立と腐敗撲滅キャンペーンを行っており、脱北者が中国から脱出することもかなり難しくなっている。

金がなく足止め食らう脱北者も

この関係者は、現在中国を脱出して韓国行きを望んでいる脱北者が複数いるが、脱北費用が調達できず身動きが取れない状態だと語った。中国脱出を待っている脱北者は20代の複数の女性。脱北後、自分たちより10歳以上年上の中国人男性に売られて吉林省、黒竜江省、河北省などで息を潜めて暮らしている。

また、鴨緑江や豆満江を超えて中国に脱北する人もほとんどいない状況だ。金日成氏の誕生日(4月15日)の国境特別警戒週間により国境警備が非常に厳しくなった影響と思われる。

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