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この法律に基づいて韓流ドラマ視聴の取締が行われているわけだが、あろうことか取締官庁である国家安全保衛部や人民保安部の幹部たちが韓流ドラマにハマりまくって自宅で夜遅くまで見ているとのことだ。

韓流ドラマをほぼリアルタイムで楽しむ北朝鮮の幹部たち

平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋は「最近、平壌と地方の労働党や行政機関(保衛部、保安部)幹部たちが、ストレス解消になるとか言って帰宅後に韓流ドラマを見ている」と伝えた。

この情報筋の話によると、幹部たちは自宅で家族と一緒になって見ていると言う。2月から韓国KBSで始まり放送が続いている大河ドラマ「懲毖録」や昨年放送された「鄭道伝」などの時代劇や2013年に放送されたホームドラマ「王家の家族たち」などが人気だという。いずれも体制に対する批判や政治色がないものだ。

幹部たちの家は電気も来るし「109常務」(韓流ドラマなどを取り締まるチーム)の対象になっていないので、自宅で安心して見られる。ついつい夜遅くまで見てしまい、昼休みに昼寝をしているという。