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アレクサンダー・バーシュボウ前在韓米国大使は「北朝鮮は崖っぷち戦術で核無能力化や検証の約束を履行していない。これは核保有国として認めてもらうためだ」と13日に明らかにした。

ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、バーシュボウ前大使はこの日、アメリカのワシントンのウィラードホテルで開かれた韓米経済研究所の創立記念式典の基調演説で、「北朝鮮の指導者と強力な軍部が核兵器やそのプログラムを放棄しようとしているのかどうかはっきりわからない」と主張した。

また、「ホワイトハウスの次期オーナーがだれになっても、絶対に北朝鮮を核保有国として認めない。アメリカと韓国をはじめ6カ国協議の参加国は、北朝鮮が核兵器の開発とアメリカ、そして国際社会との関係改善の中で一つだけ選択するしかないことをはっきりさせるべきだ」と指摘した。

さらに、「オバマ政権は北朝鮮の核問題による様々な挑戦に直面するだろう。検証問題で膠着状態に陥った6カ国協議を軌道に乗せるため、オバマ政権が努力しなければならない」と述べた。

だが、北朝鮮はまだすべての核兵器や核開発の計画を廃棄するという合意を履行していない。そのため、「崖っぷち戦術」を取り、アメリカと韓国の関係に水を差しているという。今後、6カ国協議が続くか否かわからないとも予想している。

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また、6カ国協議が再開され、検証システムに合意したとしても、北朝鮮の完全な非核化までの道のりは遠いといい、米韓の協力の重要性を強調した。

北朝鮮との核交渉を成功させるためにはアメリカと韓国の緊密な協力が絶対に必要だという。北朝鮮に対して現実的な視点で対応策を取っている李明博政権や次期オバマ政権は、相互の信頼に基づいた緊密な協力関係を維持する必要があるとも主張した。

バーシュボウ前大使は20日に発足するオバマ政権で、国防省の国際安保担当次官補に内定しているという。