韓国政府は14日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を毀損した疑いで在宅起訴されていた加藤達也・産経新聞前ソウル支局長(48)に対する出国禁止措置を解除した。

加藤氏に対する出国禁止措置は今月15日に期限を迎えており、韓国側がさらに延長する可能性もあったが、出国容認に至った。

これに先立ち、9日、韓国に駐在する外国人記者で作る「ソウル外信記者クラブ」は、パク大統領に送った書簡で「出国禁止の長期化で、これまでに大きく改善した韓国のメディアを巡る環境に悪影響を及ぼしえる」と指摘。その上で、「大統領が外国の報道関係者の憂慮を十分に考慮するよう希望する」として善処を求めていた。

ソウル中央地検は、今回の解除措置について、加藤氏が公判への出席を約束したことや、母親が病気であることなどから、人道的レベルで配慮したという。韓国では出国禁止の外国人が判決前に措置解除となるのは極めて異例で、現在の悪化する日韓関係に配慮した可能性もある。