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アメリカの国際人権団体であるフリーダムハウスは、北朝鮮など8カ国を世界で人権状況が最悪な国として分類し、北朝鮮が最下位にランクインしたと12日に発表した。

フリーダムハウスはこの日、世界193カ国の政治的権利や人権の保障の程度を評価して発表した「2009年世界の自由」という年例報告書で、トルクメニスタン、ウズベキスタン、リビア、スーダン、ミャンマー、赤道ギニア共和国、ャ}リアに続き、北朝鮮が世界でもっとも自由のない国であると発表した。

同報告書は世界各国の状況を自由国家、部分的な自由国家、非自由国家など3種類に区分した。また、中国をはじめとする42カ国を非自由国家に選定し、中でも北朝鮮など8カ国が最悪の非自由国家であると言及している。

同報告書で北朝鮮に関連する部分を作成したジョンスホプキンス大学傘下の韓米研究所の、ク・ジェヘ事務局長は、ラジオ・フリー・アジア(RFA)とのインタビューで「最悪の国として選定された8カ国の中で北朝鮮はもっとも低い点数をマークした」と明かした。

また、「金剛山で韓国の観光客が射殺された事件は、北朝鮮が自国の住民だけではなく、外国人観光客の旅行の自由や権利まで侵害していることを示唆している。北朝鮮で外国人の出入りが可能な観光地で観光客が射殺されたことは、その国の人権状況がどれだけ悪いのか示している証拠だ」と説明した。

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北朝鮮には3百万人を収容した政治犯収容所があり、政治的な自由の分野では0点をもらい、クリスチャンの銃殺という蛮行のため、宗教分野でも0点をもらった。

ク事務局長はまた、北朝鮮が自由投票をする権利、住民の意思で政府を構成する権利、意思表現の権利、結社の自由など、すべての分野で0点をもらったと説明した。

両性の平等、結婚と家族を決定する権利を含めた個人の社会的自由という分野では、異例に1点がついたことについて、「北朝鮮が住民のプライベートに干渉する能力を失っていることから1点ついたが、北朝鮮政府が人権のために努力したから、北朝鮮の人権状況がよくなったとは思えない」と強調した。

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フリーダムハウスは昨年の5月に発表した定例報告書でも、北朝鮮は「最悪の人権弾圧国」と発表している。また、アメリカの国務省が世界の約190カ国を対象に毎年人権状況を分析・発表する報告書でも、2005〜2007年まで3年連続「世界一の人権弾圧国」に選ばれた。