「生徒は『元帥様(金正恩氏)は、いつお生まれになってどのような道をお歩きになったんですか』と質問するが、教師たちはどう答えていいのかわからず困り果てている」(慈江道の教育関係者)
北朝鮮当局が、教育関係者に配布した「教授参考書」によると、金正恩氏は、金日成軍事総合大学入学前に父の金正日氏から「外国の軍事大学に留学するつもりはあるか」と尋ねられたという。
これに対して正恩氏は、「私たち『万景台の家門』は事大主義とは縁遠いでしょう」と答えて留学しなかったとされている。
「白頭の血統(金日成一族)」は、「外国に頼る(事大主義)」ことはしない、すなわち金正恩氏は「自主独立の精神を持ち、それを貫こうとしている」と強調するための逸話と見られる。
しかし、金正恩氏がスイスに留学したことは北朝鮮でも広く知られているエピソードだ。
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