その端的な例が、連載の1回目で見たホモフォビア(同性愛嫌悪)だ。(【キリスト教保守と韓国社会-1-】同性愛に対する激しい憎悪)
そして、統一教会が韓国流のホモフォビアを日本に持ち込んでいる事例にも見られる通り、韓国のキリスト教保守をめぐる様々な問題は、日本人にとっても対岸の火事ではないのだ。
韓国のある巨大福音派教会のひとつは、すでに日本国内に66もの教会を持っている。彼らはさらに、教会の「のれん分け」をしながら勢力を拡大中だ。
日本の人口に占めるキリスト教信者の割合は、プロテスタントとカトリックをわずか2%だ。韓国の教団からすれば、まだまだ「開拓」の余地のある「ブルーオーシャン」なのである。(おわり)