しかし、「ドラえもん」だけでなく、ディズニー社やサンリオ社が、北朝鮮と著作権に関する契約を交わしたという情報もない。そればかりか、2月には朝鮮中央テレビが、「キティちゃん」グッズを「北朝鮮のデザイナーが考案した」と伝えながらオリジナル商品であることをアピールしていた。
北朝鮮では、海外文化を「退廃的」だとして、取り締まりの対象にするケースもある。しかし、金正恩氏自身が海外キャラクターを熟知していることが明かされ、さらに一緒に撮影された写真を公式メディアが堂々と伝えるーーまさに、ブラックジョークのお手本のようなエピソードだ。