韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、乗客を救助せずに船を脱出したとして殺人罪などに問われた船長イ・ジュンソク被告(69)ら乗組員15人の控訴審が7日、光州(クヮンジュ)高裁で開かれ、検察側は1審と同じく死刑を求刑した。イ被告は1審で懲役36年の判決を受けている。

検察側は、「(船長らは)操舵室内の放送設備や電話機、非常ベル、無線機などを通じて退船準備を命令することができた」と指摘。それを怠った上、「追加措置を求める乗務員の無線での要請に応じず、自分たちは海洋警察の警備艇が到着するとすぐに脱出し、乗客救助を海洋警察に要請することもしなかった」として、船長らの不作為は殺人の実行と同様であると主張した。

これに対し、イ被告は最終陳述で「自分が無能だった」と謝罪しながら、殺人罪の適用については回避するよう求めた。

控訴審の判決は28日に言い渡される。

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