「他国から来た人は1日8時間働いて1ヶ月に5000〜6000ドルを受け取っているのだから、本来なら我々はその倍は受け取れるはずだった。誰がスパイかわからないので不満はあっても口には出せない。バレたら強制帰国させられる。おとなしく仕事をするしかなかった」
NKウォッチのアン・ミョンチョル代表は、北朝鮮当局による搾取の仕組みについて次ぎように語っている。
「他の国の労働者は1ヶ月に5000〜6000ドルをもらっているが、北朝鮮の労働者は4000か〜5000ドルと低く設定されています。そこから『忠誠の資金』として半分をピンはねされる。さらに現地の管理者に20%、生活費などで15%ほど天引きされる。結局、給料の95%がピンはねされているのです」
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