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今朝早く起きてすぐに、三池淵や神聖な白頭山がある北の方に移動した。スケジュールによると、チルボにある平凡な家庭でホームステイをすることになっていたが、実際に案内された家は、冷蔵庫や日本製の大型テレビがある、とても平凡とは思えないうちだった。

私たち一行は、これはぜったいに北朝鮮の平凡な家ではないと思った。だが、ホームステイをした家の家族はとても親切で、私と私のルームメイトは特にその家族の3歳の娘とすぐに仲良くなった。窓の外から大声で笑いながら私たちを起こしてくれた子供の愉快な天真爛漫さから、北朝鮮のように硬直した社会主義体制でも幸せでいられることがわかった。

私たちはホームステイをした家から空港までバスで移動した。

一般のバスに乗ること自体が北朝鮮の日常をのぞけるすばらしいチャンスだった。昨日と同様、写真撮影は禁止された。また、ガイドはずっと私の隣に座って写真撮影を監視した。昨日と同じようにバスの外の風景や建物は古かったし、山林が破壊された痕跡のような大きな穴が見えた。

私たちは再び古い飛行機に乗って、さらに寒い三池淵に向かった。

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三池淵は漁朗郡よりもっと寒かった。寒さが骨まで染み込むほど寒いこの地域は、とても貧しい地域だということがすぐわかった。三池淵と漁朗の最も大きな違いは寒さで、みんな分厚い布を巻いていた。顔ももっと疲れて見えた。三池淵の人たちの生活は非常に苦しそうだった。

三池淵は北欧のように松の森が多かった。しかし、北欧の松よりは細かった。 そして所々切られた松も見えた。これは食糧危機がもたらした結果だと思われる。不足しているエネルギーを補充するためだったと思う。

私たちが初めて訪れたところは、三池淵の近くにある金日成の銅像だった。それは北朝鮮で2番目に大きいものだった。私が訪れた北朝鮮のどこよりもナンセンスなところでもあった。大きな駐車場のようなところの、花崗岩の台の上に銅像があった。そこでちょっと休もうと座ったら、ガイドが急いで走ってきた。「偉大な首領様」の銅像の隣に座ってはいけないと私は注意された。

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私は銅像の大きさがナンセンスだと思ったわけではない。北朝鮮の人たちが巨大な駐車場のようなアスファルトの空間の上にある銅像の前で、首領様に忠誠を誓うための儀式に参加することを知り、北朝鮮での独裁を肌で感じたわけだ。

実は、三池淵に着く前はそのような現実を知らなかった。どこもとても空っぽだった。人影もなかった。北朝鮮の計画された旅行に参加し、ガイドが見せてくれる、彼らが見せたいものだけを見ただけだった。田舎にある小さな町は、まだ外国人の訪問者にお見せできるほど準備が整っていなかった。

きれいな道路を少し歩いた時も、本当に人が住んでいる都市なのか確認することができなかった。人に会ったことがなかったからだ。

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三池淵は次の日のお祭りのためにきれいになっていた。宣伝スローガンや表示は北朝鮮政権60周年を祝う内容だった。それはホテルまで続いていた。

私たちが泊まったホテルは、私たちが到着する1時間前にオープンしたようだった。着いたらホテルの中はとても寒くて、何人かがロビーに座って次の指示を待っていた。ロビーで最初に目にしたのが金日成・金正日の肖像画だった。

すべての部屋に、中国製の家具や電気製品が備えられていた。 三池淵は中国に近い。

ガイドの話によると、私たち以外にもここを訪れる中国の観光客が多いという。

三池淵でも町を散歩することはできなかった。私たちはガイドと一緒に酒を飲んで早く寝た。明日は白頭山だ。(続く)