●はっきり言って、中身のある議論が交わされることは本当に希ですよね。
安田:外国人労働者の現状に対する無知と無関心は、今の安倍政権、そして日本社会全般にも言えることです。そうした空気を象徴するのが、少し前に、物議を醸し出した曽野綾子さんの産経新聞のコラム(「労働力不足と移民」2015年2月11日付)です。
アパルトヘイト(人種隔離政策)を肯定するような見解が大問題となりましたが、コラムの趣旨は、外国人労働者の受け入れ問題についてであり、全体的に看過できない内容です。
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(【安田浩一さんに聞く-2-】今そこにある日本版「アパルトヘイト」の現実につづく)