北朝鮮の労働新聞は30日、自衛隊の海外派兵問題や憲法改正に関する日本の議論について、「今、日本はどの時よりも軍事大国化の道に狂ったように出ている」と非難する記事を掲載した。
同紙は、個人筆名の記事「軍事的海外進出を狙った危険な動き」を通じて、日本政府が「自衛隊に対する指揮・管理体系、武力の役割や権能を『国防軍』の性格に合うように、大幅に拡大再編している」と批判した。
また、こうした動きについて、1990年代から自民党を中心した保守政治勢力が自衛隊を国防軍に昇格させるために「憲法改正案を出して執拗に推進してきた」と指摘した。
とりわけ、2006年以後の自衛隊の指揮体系や組織改編などの変遷を詳細にわたって解説しながら「自衛隊武力が国防軍に変わるのは時間の問題」「日本はすでに他の国に対する侵略準備を完成段階へ移した状態」と結論づけた。