米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、国連人権理事会は、先日発表した報告書を通じて「北朝鮮政府が、2013年に行った張成沢の処刑は明らかに国際人権法に違反した行為」と結論づけた。

同放送によると、報告書では「北朝鮮は、張成沢一行処刑に関する真相究明要求に非協力的で応じ、国連人権決議25/13に抵触され、国際事例法律にも準拠していない」と指摘しているという。

3月5日、国連で回覧された報告書は、国連人権理事会のマルズキ・ダルスマン北朝鮮人権特別報告官、フアン・メンデス氏(拷問に関する国連人権特別報告者)、クリストファー・ハインツ氏(裁判外の任意処刑に関する特別報告官)の3人が、共同作成し提出されたとRFAは報じた。

金正恩氏の外叔父で実質的なナンバー2と見られていた張成沢氏は、2013年12月8日に開かれた朝鮮労働党政治局拡大会議で、全ての役職から解任され党から除名。12日の国家安全保衛部特別軍事法廷で死刑判決が下され、即時処刑された。

これ以後、張成沢の妻で金正恩氏の叔母にあたる金慶喜(キム・ギョンヒ)氏も、表舞台から一切姿を消した。金正恩体制のキー・パーソンと見られていた金慶喜氏だったが、未確認の生存情報はあるものの依然として消息は不明のままだ。

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