「今年は朝鮮労働党70周年という『節目の年』でもあり、例年以上にクズ鉄集めのノルマが厳しい。職員数に応じ、企業所(会社)ごとに数十トンから数百トンのクズ鉄を集めなければならない」
ノルマがキツイだけでなく、達成できなかったときのペナルティも厳しい。例年と異なり、今年は部門の支配人(責任者)や党書記らが法的処罰まで受けるという。
その処罰から逃れるために、各道(行政単位)の「設備監督局」の関係者達はあちこちの工場、企業所を訪れて設備を調査。古くなった機械を廃棄処分にしてクズ鉄に回しているが、これがまた不評を買っている。