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バンコ・デルタ・アジア(BDA)に凍結された北朝鮮の資金の一部だけを解除されても、北朝鮮はこれを受け入れるはずだという主張が出た。

アメリカの民間外交団体である外交協会(CFR)の、ゲリー・セイモア(Gary Samore)副会長は15日、ラジオ・フリー・アジア(RFA)とのインタビューで、”凍結資金の一部だけ解除されても北朝鮮はこれを受け入れるしかない”と語った。

セイモア副会長は、“BDAに凍結されている北朝鮮の資金の一部が不法行為と関連していた点を、アメリカ政府が指摘してきたため、マカオ政府がこれを全て解くのは難しいだろう”と言い、”マカオ政府が全額解除しないとしても、北朝鮮はこれを受け入れるだろう” と主張した。

また、”北朝鮮は犯罪行為に係わる情報をアメリカが渡せば、関係者を処罰するとまで言った”と述べ、”犯罪行為に関係した資金は返還されないという点を北朝鮮も理解したと思う”と付け加えた。

更に、”重要なことは(アメリカの)北朝鮮に対する金融制裁が解除されたのかどうかということだ” と指摘した。 “北朝鮮は BDAに凍結された資金が一部解除されれば、アメリカが金融制裁にけりをつけたと話すだろう”と言い、”核施設を閉鎖・封印して、国際原子力機関(IAEA)の監視を受け入れるという北朝鮮の約束は守られるだろう”と予測した。

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一方、14日にBDAを資金洗浄銀行と指定したスチュアート・レビー米財務省次官補は、凍結された資金の解除の規模について、”北朝鮮の資金に対する処理は、マカオ政府の所管”と言い、“私たちはマカオ政府が調査結果に対して責任感を感じ、適切な措置をとることを期待している”と語った。