最近、韓国の脱北者団体や拉致被害者団体が飛ばしている対北朝鮮ビラ(以下「対北ビラ」)が、平壌郊外まで飛来したことが明らかになった。

北朝鮮当局は、幹部の講演会などの思想教育の場で、対北ビラの影響力を弱めるために努めている。

平安南道(ピョンアンナムド)に済むパク・ミンジャ(仮名、52歳、女性)さんは「南朝鮮(韓国)から飛ばしたビラが、黄海北道の黄州(ファンジュ)郡と平壌市の中和(チュンファ)郡まで飛んできた」「ビラ一枚だけの場合もあれば、束になったビラが降ってきたこともある」と語った。

これを受けて北朝鮮当局は、江原道と黄海道の軍事境界線に近い村や、平壌市、平安南道で、幹部を対象にしたビラと秘密文書に関する講演会を開催した。また、人民班(町内会)でも同じような内容が伝えられている。

デイリーNKではその詳しい内容の入手に成功した。

北朝鮮当局は幹部の講演会で、韓国の李明博政府を非難すると同時に、韓国の民間団体が飛ばしている対北ビラについても、敏感になっているという。以下はパクさんが伝えた幹部の講演会の主な内容。

敵の反共和国(北朝鮮)策動を踏みにじり、秘密遵守事業を強化することについて

▲ 今、南朝鮮(韓国)では親米売国奴である李明博(大統領)の一味と、ハンナラ党の逆賊集団に反対する、愛国的市民と青年、学生たちの闘争が強化されている。

▲ はなはだしくは、10代の小学生さえも数千人がろうそくを灯し街に出て、徹夜で李明博退陣運動をしている。このように幼い小学生まで立ち上がった、国を挙げての愛国闘争は、南朝鮮の闘争の歴史でいまだかつてなかった。

▲ これは親米売国奴の李明博傀儡逆徒とハンナラ党の連中に対する、南朝鮮の人民の怒りがどれだけ頂点に達したかを示している。

▲ 滅亡のどん底に陥った李明博傀儡徒党とハンナラ党の連中は、消え行く彼らの生命を支えるために、多くの愛国市民と青年、学生の血を流して弾圧する一方、アメリカ帝国主義者らを引き入れて、前例のない北侵戦争演習騷動を行い、南の全土を殺伐とした戦地にしている。

▲ 一方で、傀儡逆徒は一握りにもならない民族のごみたちをけしかけて、尊厳高い我々の共和国に対する悪辣な誹謗中傷策動を行い、生きながらえようと発狂している。

▲ 最近、売国奴傀儡集団が大々的に行っている対北ビラ騷動は、窮地に陥った傀儡の群れがどれだけあがいているのかを示している。

▲ 傀儡の群れは崩壊しつつある政権を維持するために、既に南朝鮮の人民から捨てられ、破産の危機に追い込まれた親米、親日売国団体と民族反逆の群れをけしかけて、我々の共和国に反対するラジオとビラ散布策動にしがみついている。

▲ 李明博傀儡徒党が、愚かにも対北ラジオやビラにしがみつき、彼らの残りの命を維持しようとしているが、先軍の銃隊と一致団結した我々人民の必勝の意志をくじくことはできない。

▲ 李明博傀儡徒党の退陣を要求する南朝鮮の多くの人と青年、学生たちも、卑劣な対北ラジオやビラ策動にしがみつく売国奴の輩を専ら糾弾している。

▲ だが、我々(北朝鮮)の軍隊と人民の断固たる意志と決心の前に、怯えた売国逆賊の輩ですら、「今すぐビラ散布を中断しなければならない。このようにして戦争でも起これば、北朝鮮の核が私たちをそっとしておかないだろう」と言いながら、恐怖に悲鳴を上げている。

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