来月4月15日の太陽節(故金日成氏の生誕記念日)を前にして、北朝鮮当局が住民達に「金日成・金正日基金」への募金を呼びかけていることが、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

RFAの消息筋によると「金日成・金正日基金」とは、金父子の遺体が永久保存してある「錦繍山太陽宮殿」を、より豪華に飾り維持管理するために使われる資金だが、北朝鮮当局は忠誠心を強調しながら募金することを促しているという。

「基金に、北朝鮮のお金で100万ウォン(約15,000円)以上出した住民には、わざわざ額縁に入れた『基金証』が授与される。強制的ではないが募金しないと『忠誠心が足りない』と厳しい目で見られかねないので、少しでも出さざるをえない」(RFAの消息筋)

ほとんどの住民は、募金に消極的資金を出すことに消極的だが、大学に進学予定の子どもを持つ家庭や、入党を控えている住民のなかには、100万ウォン以上を出して「基金証」をもらい、一般的な肖像画の下に飾るという。

「金日成・金正日基金」だけでなく、北朝鮮ではあらゆる名目で住民達から募金を集めようとする。「募金成績」は、各職場や各公的機関の掲示板などに張り出さる。入党を希望する住民達の忠誠心競争を煽るためだ。

北朝鮮は、2007年に「国際金日成賞」事業と主体思想の世界的研究普及活動を支援するという名目で「国際金日成基金」を創設したが、金正日氏が死亡した翌年の2012年、基金を「金日成?金正日基金」に変えた。(関連記事