韓国の農協中央会が、北朝鮮に大規模な畜産団地の造成を提案している。韓国の毎日経済新聞が18日、同中央会幹部の話として報じた。
同中央会はすでに韓国政府との協議を終え、北朝鮮に提案書を伝達したという。北朝鮮側の反応は今のところ不明。
畜産団地の候補地として挙がっているのは、開城工業団地の南側(100万坪)と金剛山近くのエリア(1億500万坪)。これらの地域で韓牛10万頭を飼育する構想で、北朝鮮の割安な人件費により、牛1頭当たりの飼育コストを現状より50万ウォン削減することを目指す。
中国や欧米との自由貿易協定(FTA)締結を積極的に進めてきた韓国では、畜産や農業の競争力強化が課題となっている。