キム・ハクャ桃走h委員長が16日、「オバマ政府出帆以後、北朝鮮が政治的妥協用に核兵器を6~7個放棄する可能性はあるが、それは政治的妥協用に過ぎず、結局最後まで核保有国家として残るだろう」と語った。
この日午前、ソウルのプラザホテルで開かれた韓国国防研究院(KIDA)主催の国防フォーラムで、「北朝鮮の核開発の実体的脅威の診断と、私たちの対応」という主題の発表で、キム委員長はこのように明らかにした。
キム委員長は「北朝鮮の核兵器の個数に対して、アメリカ政府は7~8個、韓国政府は6~8個または5~7個と答えているが、これは北朝鮮が抽出したプルトニウムの量を42キロと推算し、核兵器1個当り 6~7キロのプルトニウムが含まれていると仮定したもの」と述べ、「北朝鮮が1個当り2~3キロのプルトニウムが必要な小型の核を開発していたら、北朝鮮は20個以上の核爆弾を製造した可能性がある」と言った。
また、「最近米合同軍事本部、米情報委員会で北朝鮮の核を認定する発言が出たのは、その脅威を実体的に見ているため」と言い、「軍事的に見たら、北朝鮮の核の脅威の実体を認定して備えなければならない」と主張した。
更に、「韓国も核に対する平和的な利用を検討しなければならない時点」と言い、「李明博大統領がこうしたことをアメリカに要求しなければならない」と強調した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面キム委員長は「(大韓民国が)北朝鮮の核開発を阻むことに失敗したが、少なくとも核を使うことができないようにしなければならない」と、核抑止力のために韓米同盟を強化して、精密探知装置と精密打撃武器体系を構築し、核に対する被害を最小限にとどめることができる防御体系の導入が必要だと指摘した。
また、現代戦が海・空軍中心に行われているが、韓国は相変らず陸軍中心に行っていると述べ、陸・海・空軍士官学校の統廃合も要請した。
キム委員長は現在の士官学校生の養成体制について言及し、「陸・海・空軍を分ければ、安保に対する未来がない」と述べ、「陸・海・空軍士官学校を1つに統一して、人材が一緒に入って来て1~2学年の教養学部を経て、3~4学年の専門学部の時に各軍に分ければ、合同性も育てられて、国防政策も統合的に立てることができるだろう」と話した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一方、キム・テヨン合同参謀議長も10月8日に、国会の国防委、国防部、合同参謀国政監査で、金正日政権が、ミサイル搭載が可能な「小型核弾頭」の開発を推進していると述べ、「北朝鮮が核兵器を使うことができると判断し、その対策を講じている」と明らかにしている。