駐中国北朝鮮大使館が、中国メディアを通じて韓国在住の脱北者の北朝鮮人権活動を強く非難した。

中国共産党機関紙である人民日報系の環球時報は、北朝鮮大使館の参事官とのインタビューを掲載。参事官は、先月に米国のワシントンで開かれた北朝鮮人権討論会に対して「米国と南朝鮮(韓国)当局の『脱北者』を利用した卑劣な反朝鮮陰謀」と非難した。

ワシントンでは先月17日、北朝鮮の人権調査委員会(COI)報告書発表1周年を迎え、北朝鮮の人権をテーマにした討論会が開かれた。これに対して北朝鮮は19日、外務省スポークスマン談話で討論会を取り上げ「敵対勢力の無謀な人権挑発策動を超強硬対応で最後までぶっつぶす」と述べている。

同参事官は「朝鮮人民は、自ら選んだ朝鮮式社会主義制度を愛し、一心団結して敬愛する金正恩同志の周りに団結している」「祖国を裏切って、家族を捨てて逃げた人間のゴミどもの陰謀は必ず失敗し、厳重な報復を受けるだろう」と述べた。

さらに、政治犯収容所出身の脱北者・申東赫(シン・ドンヒョク)氏の自伝に誤りがあったと報道した外信記事を引用しながら、脱北者の証言の信頼性には、疑問が提示されており、彼らは金儲けのために事実を誇張して頻繁に嘘偽りを語っていると述べた。

環球時報は、先月にも北朝鮮外務省軍縮平和研究所のキム・イェジン研究員が書いた「朝鮮半島と北東アジアの問題を解決する万能処方」という寄稿文を掲載しながら北朝鮮を擁護するスタンスを明らかにしている。

環球時報サイトのキャプチャー
環球時報サイトのキャプチャー(参考写真)