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リッパート駐韓米大使が去る5日にソウル市内で刃物により襲撃された事件で、韓国のソウル地方警察庁は13日、殺人未遂などの疑いで金基宗(キム・ギジョン)容疑者(54)を送検した。

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リッパート大使のブログに掲載されている写真。金容疑者はオバマ大統領の身長を参考に、大使の体格を把握しようとしていた

同警察庁のキム・チョルジュン捜査部長は会見で、金容疑者が日ごろから反米感情を持ち「大使が米国を代表する象徴的な人物なので、犯行の対象とした」などと供述していることを明らかにした。

同警察庁によると、金容疑者は2月17日に、主催者団体から自身が運営する文化団体に送られてきた大使講演会の案内を見て、何らかの行動を起こすことを計画。

犯行の3日前にはインターネットでリッパート氏のブログを見たうえで、検索エンジンに「オバマ」「背(身長)」と打ち込んでキーワード検索し、オバマ米大統領の身長を調べていた。

ブログには、リッパート氏とオバマ氏がいっしょに写った写真が掲載されている。金容疑者は、オバマ氏の身長からリッパート大使の身体的特徴を把握するために検索した、という趣旨の供述をしているという。

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また、金容疑者は殺意を否認しているが、ダメージを大きくしようと刃物を上から下に振り下ろしていること、傷が深いことなどから、同警察庁は殺意があったものと判断。殺人未遂の容疑を適用した。加えて、過去の複数回にわたる北朝鮮訪問歴などを踏まえ、国家保安法違反の疑いについては捜査を継続するとしている。