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ポスター今月2日から韓国で行われている米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」と「フォール・イーグル」。北朝鮮は侵略のための演習だと強く反発しているが、北朝鮮国内はいたって平穏な状況だと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。

労働党70年に向けての建設ラッシュ「騒ぎ立てる暇はないはず」

両江道(リャンガンド)の内部情報筋がRFAに「中央が『情勢は緊張していない』などと言った試しがない。当局がいくら騒ぎ立てても人々は右から左へ聞き流している」「道庁所在地の恵山(ヘサン)ですらこれほど平穏なので他の道や市、郡も似たようなものだろう」と伝えた。

また、同情報筋は労働党創立70周年に向けてこなすべき経済の課題が山積みなのに中央も情勢、情勢と騒ぎ立てている暇などないはずだと語った。

恵山では今年に入ってから金日成氏と金正日氏の銅像建設、そこから直線に伸びる通りの拡張、その通り沿いでのマンション建設など労働党70週年に向けた建設ラッシュでおおわらわだ。

内部情報筋は「赤衛隊や教導隊が非常招集もされていないのに軍事演習ぐらいで国内を緊張させるのは無理」と語った。

核戦争煽りすぎて恐慌状態に

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さらに2012年に核戦争が起きると煽りに煽って国内情勢を緊張させたが、人々が恐慌状態に陥ってしまった。中々民心を安定させられず経済的にも莫大な損失が出てしまった。

3月末からは外国人観光客の受け入れも再開し、金日成氏の誕生日も控えていることもあって金正恩氏が国内情勢を緊張させるのは適期ではないと内部情報筋は語った。

一方で、非常に重要な祖国解放70周年、労働党創立70周年にこれといった経済的成果が出せず国民の不満が高まれば、国内外の情勢を緊張させてその責任をアメリカと韓国になすりつける可能性もあると内部情報筋は分析した。