国連安全保障理事会は9日、米韓合同軍事演習に抗議する朝鮮人民軍の声明と北朝鮮外務省の談話を安保理の公式文書とし、公開した。北朝鮮のチャ・ソンナム国連大使の求めに応じたもの。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が10日に報じた。
公式文書となったのは、1日付の朝鮮人民軍総参謀部スポークスマンの声明「朝鮮革命武力は米帝とその追随勢力の無謀な新戦争挑発策動を絶対に袖手傍観しない」と、2日付の朝鮮外務省スポークスマンの談話。
「核打撃戦」にも言及
北朝鮮が公式文書化を求めたのは、今後何らかの軍事行動に出た際に「米韓には警告済みである」として、自国の立場を正当化する目的があると思われる。