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今回初めて米韓合同演習に投入された米海軍の沿海域戦闘艦フォートワース(手前、資料写真)/米海軍ウェブサイトより

国連安全保障理事会は9日、米韓合同軍事演習に抗議する朝鮮人民軍の声明と北朝鮮外務省の談話を安保理の公式文書とし、公開した。北朝鮮のチャ・ソンナム国連大使の求めに応じたもの。ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が10日に報じた。

公式文書となったのは、1日付の朝鮮人民軍総参謀部スポークスマンの声明「朝鮮革命武力は米帝とその追随勢力の無謀な新戦争挑発策動を絶対に袖手傍観しない」と、2日付の朝鮮外務省スポークスマンの談話。

「核打撃戦」にも言及

北朝鮮が公式文書化を求めたのは、今後何らかの軍事行動に出た際に「米韓には警告済みである」として、自国の立場を正当化する目的があると思われる。

人民軍総参謀部の声明は、「今回の戦争演習のいわゆる「防御的性格」というものは、わが共和国に対する無謀な核先制攻撃企図を覆い隠すための狡猾(こうかつ)な外皮」であると指摘。「米帝とその追随勢力が通常戦力による侵略戦争をしかけてくるなら朝鮮式の通常戦争で、核武力による侵略戦争を挑発するなら朝鮮式の強力な核打撃戦で、サイバー戦による『崩壊』を試みるなら朝鮮式の絶妙無双のサイバー戦で米帝とその追随勢力の最終の滅亡を早める」と威嚇している。

また外務省は、「合同軍事演習には、南朝鮮と米本土、日本など海外基地に展開された数多くの米軍と南朝鮮のかいらい軍兵力、朝鮮半島周辺の海底地形に合わせて建造された米国沿岸戦闘艦をはじめ膨大な戦争手段が動員される」などと警戒感を示し、「対朝鮮戦略に従う許しがたい侵略行為」などと非難した。

ここで言及されている「沿岸戦闘艦」は、米韓合同演習に初めて参加している米海軍LCS「フォートワース」を指していると思われる。

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声明と談話の全文は次のとおり。

朝鮮人民軍総参謀部代弁人、朝鮮革命武力は米帝とその追随勢力の無謀な新戦争挑発策動を絶対に袖手傍観しない(朝鮮人民軍総参謀部スポークスマンの2015年3月1日付声明)

内外の強い抗議と糾弾にもかかわらず、米帝と南朝鮮のかいらいは3月2日から冒険的な「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」合同軍事演習をまたもや強行することにした。

すでに演習に投入することになった米帝侵略軍の陸・海・空軍作戦集団が南朝鮮とその周辺地域に機動、展開され、米国上司の戦争下男である南朝鮮のかいらい軍の膨大な武力が完全な臨戦態勢に進入した。

これに、英国とフランス、オーストラリアとカナダをはじめ追随国の軍隊まで戦争狂気に浮ついて合流している。

4月24日まで続く今回の「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」合同軍事演習は朝鮮半島の有事の際、米帝侵略軍の迅速な投入と前方展開、「連合軍」の武力による不意の先制攻撃とわれわれの首脳部の「除去」「平壌占領」の目標まで達成するための危険極まりない北侵核戦争演習である。

事態の重大さは、今回の北侵実戦演習が米帝の戦争の首かいであるオバマがこの前、口角泡を飛ばしてわれわれが選択した思想を骨抜きにし、われわれが樹立した制度を「崩壊」させることがアメリカ合衆国の政策的目標だとはばかることなく公言したのに続いて強行されているというところにある。

一言で言って、「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」合同軍事演習はわれわれの自主権と尊厳に対する露骨な侵害であり、いささかも許せない不純な敵対勢力の戦争挑発狂気である。

結局、米帝とその追随勢力が唱えている今回の戦争演習のいわゆる「防御的性格」というものは、わが共和国に対する無謀な核先制攻撃企図を覆い隠すための狡猾(こうかつ)な外皮であり、「定例的」というずる賢い言葉は北侵の不意さを隠ぺいしようとする煙幕にすぎないということをありのまま示している。

朝鮮半島の情勢はまたもや、危機一髪の険悪な戦争状況に突っ走っている。

現事態に関連して、朝鮮人民軍総参謀部は次のような原則的な立場を内外に闡(せん)明する。

1.朝鮮革命武力は米帝とその追随勢力の危険極まりない北侵実戦演習がいったん、開始された以上、重大な現事態を絶対に袖手傍観しないであろう。

われわれはすでに、米帝の対朝鮮敵視政策がなおいっそう横暴になっている状況の下で、われわれに対するオバマ一党の誹謗の水位が高まるだけ、われわれに対する卑劣な制裁と圧迫の度合いがあくどくなるだけ、われわれを狙った侵略戦争演習の規模と範囲が拡大されるだけ、それに対処する超強硬措置を取っていくと世界に宣言したことがある。

強行されている今回の「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」合同軍事演習は、極端な境地に至った米帝の対朝鮮敵視政策がまたもや危険な実戦行動に広がっているということをありのまま示している。

演習の侵略性と攻撃的な性格が白日の下にさらされた以上、袖手傍観するわが軍隊ではない。

われわれの革命武力は空言を吐かない。

米帝とその追随勢力は、朝鮮革命武力の地上、海上、水中、空中、サイバー空間のすべての打撃手段がいつも指定された目標を照準し、発射前の状態を維持しているということを銘記しなければならない。

2.朝鮮革命武力はわれわれの領土、領空、領海に対する米帝とその追随勢力のいささかの侵害も絶対に許さないということをはっきりと認識すべきである。

われわれはすでに、米帝とその追随勢力が通常戦力による侵略戦争をしかけてくるなら朝鮮式の通常戦争で、核武力による侵略戦争を挑発するなら朝鮮式の強力な核打撃戦で、サイバー戦による「崩壊」を試みるなら朝鮮式の絶妙無双のサイバー戦で米帝とその追随勢力の最終の滅亡を早めるというのがわれわれの選択した断固たる決心であると内外に宣布した。

この決心を実現するために、世紀と年代にわたって復しゅうの銃剣を研いできたわれわれの白頭山革命強兵である。

「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」合同軍事演習は、弁明する余地のない、われわれの自主権と尊厳に対する最も露骨な侵害、重大な軍事的挑発である。

もし、われわれの自主権が行使されるそのすべてのところにたった一発の挑発の火の粉でも降りかかるなら、その即時真っ向から打撃するというのが朝鮮革命武力の断固たる立場である。

3.米帝とその追随勢力は、平和の看板を掲げて繰り広げる横暴非道かつ悪らつな侵略策動がこの明るい世の中でいつになっても通じないということをはっきりと認識すべきである。

主権国家の首都を「席巻」し、首脳部の「除去」に目的を置いた「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」合同軍事演習でありながらも、それを「防御的」「定例的」と強弁する白昼強盗がまさに米国である。

もともと、米国の凶悪な本心は世界をアメリカ合衆国が牛耳り、アメリカ式民主主義と市場経済が横行する一極世界につくろうとするところにある。

「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」合同軍事演習をはじめ朝鮮半島とその周辺で日を追ってひどく繰り広げられている米帝のすべての軍事的動きも、われわれだけを狙った侵略策動ではない。

幅広い大陸包囲網を形成し、米国の専横と独断だけが許される極東地域、アジア大陸をつくってみようとするのが凶悪な米国の拡大された対朝鮮敵視政策の本心である。

このような策動が朝鮮半島を含むこの明るい世の中で通じると思うなら、それより愚かな言動はないであろう。

米帝の侵略的本性がいっそう暴悪になるほど、それに追従して余命を維持しようとする南朝鮮かいらいの同族対決策動が劇甚になるほど、それに追従する不純敵対勢力の盲従盲動がひどくなるほど、朝鮮革命武力は敵撃滅の銃剣をより高く、より固く握りしめるであろう。

侵略と戦争をこととする米帝とその追随勢力を治める唯一無二の手段は、対話でも平和でもなく、ただ無慈悲な砲火の洗礼だけである。

朝鮮革命武力は、無謀に広がっている米帝とその追随勢力の危険な戦争騒動を高度の戦闘的緊張性をもって鋭く注視するであろう。

米帝侵略者と南朝鮮のかいらい、その追随勢力は「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」合同軍事演習を強行する代価がどんなに挽回できない結果を招くかについていつまでも後悔し、痛嘆することになるであろう。

朝鮮外務省スポークスマンの談話(2015年3月2日付)

3月2日から4月24日まで南朝鮮全域で行われる「キー・リゾルブ」「フォール・イーグル」合同軍事演習には、南朝鮮と米本土、日本など海外基地に展開された数多くの米軍と南朝鮮のかいらい軍兵力、朝鮮半島周辺の海底地形に合わせて建造された米国沿岸戦闘艦をはじめ膨大な戦争手段が動員されるという。

米国が南朝鮮のかいらいと共にまたもや強行している今回の合同軍事演習は、わが人民が選択した社会主義制度を「崩壊」させることを目的とした対朝鮮戦略に従う許しがたい侵略行為である。

米国は、われわれに対する軍事的圧迫を持続させる方法でわれわれが経済建設と人民生活の向上に集中できないようにしようとしており、「定例的」「防御的」訓練といううんぬんを並べ立ててわれわれを自分らの戦争演習に慣らせ、慢性化させて気が緩むようにした後、襲いかかろうとする下心を追求している。

米国が周辺の一様な抗議、糾弾を冒して朝鮮半島で合同軍事演習を行い続けるのはまた、アジア太平洋重視戦略に従う陰険な術策である。

米国は不断の合同軍事演習を通じて自分らの下僕である南朝鮮のかいらいをもっとしっかり掌握して北南関係の進展も遮断し、周辺諸国を包囲抑止することにかいらいを弾除けに利用しようと企んでいる。

同時に米国は、朝鮮半島の情勢を引き続き緊張させて、アジア太平洋地域に武力を増強できる口実を維持しようとしている。

敵が行う今回の合同軍事演習は、いつよりも挑発的性格が強い。

われわれは新年に入って朝鮮半島で戦争の危険を取り除いて緊張を緩和し、平和的環境をつくり出すための大らかで、伸縮性のある提案を打ち出し、その実現に向けた誠意ある努力の限りを傾けた。

われわれは、米国が南朝鮮とその周辺で合同軍事演習を臨時中止する場合、米国が憂慮する核実験を臨時中止する応答措置を講じる用意があるということを明らかにし、米国といつでも対座する準備ができているという立場も表明した。

しかし、米国は年頭から大統領が直接出て対朝鮮「追加制裁」を宣布し、わが人民が生命より重んじる社会主義制度を「崩壊」させると公言したのに続き、南朝鮮のかいらいと共にわが共和国に反対する侵略戦争演習を強行することでわれわれの誠意ある提案と努力に全面挑戦した。

これにより、緊張激化の張本人、平和破壊の主犯としての米国の正体と偽善的な対話うんぬんの欺まん性が赤裸々にさらけ出された。

米国と南朝鮮かいらいの挑発的な反共和国対決ヒステリーが招いた険悪な情勢と雰囲気から見る時、偶発的な火の粉が降りかかる危険度は特別に高い。

米国の対朝鮮敵視政策が分別を失って極度に暴悪非道になっている状況の下で、それを粉砕するためのわが軍隊と人民の正義の対応もやはり、いっそう度合い強く繰り広げられるであろう。

すでに闡(せん)明したように、わが軍隊と人民は米国が願い、選ぶいかなる形態の戦争にもすべて準備ができており、敵のいささかの挑発策動にも正義の祖国統一大戦で応える敵撃滅の意志に溢れている。

朝鮮半島でとうとう戦争が起こる場合、米国と南朝鮮のかいらいはその結果と責任から絶対に逃れられない。

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