平壌国際マラソン外国人受け入れ再開を伝えるウリツアーズのツイッター
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故金日成氏の誕生記念日「太陽節」に合わせて4月12日に開催される「平壌国際マラソン」は、1981年から開催され今年で28回目となる。今年の大会は、エボラウイルス流入防止を目的とした北朝鮮当局の入国制限のため、外国人は参加できないと発表されていた。しかし、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、一転参加できるようになったいう。

米ニュージャージー州の北朝鮮専門旅行会社大手の「ウリ・ツアーズ」のアンドレア・リーCEOによると、北朝鮮の朝鮮国際体育旅行社が外国人アマチュアランナーも平壌国際マラソンに出場できるようになったと伝えてきた。

北朝鮮は、先月23日に、平壌国際マラソンへの外国人の出場はプロ・アマ問わず受け入れないとの方針を示していたが、わずか10日でその方針をひっくり返した。しかし、リーCEOはこの10日間に平壌マラソンツアーはキャンセルが続出したと嘆いた。

北朝鮮が運営する旅行社側も、国の方針を読み切れず受け入れ中止を通告してしまったものと思われる。平壌国際マラソンはアリラン祭とならんで北朝鮮観光業にとってはドル箱だ。しかし、北朝鮮当局の不透明な政策決定が、海外の多くの旅行会社に損害を与える結果となってしまった。

措置解除で活気を取り戻した中朝貿易業界

エボラ関連で打撃を受けたのは中朝貿易業界も同じだが、ようやくの解除で活気を取り戻しつつあるとラジオ・フリー・アジア(RFA)は伝えている。

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中朝国境地帯を頻繁に訪れる情報筋によると、中国の投資家たちが措置解除の知らせを聞いて早速新たな投資の準備に動いているという。また、北朝鮮の羅先(ラソン)の商人たちも「遅くとも3月15日までに解除されるだろう」と期待感を滲ませているとのことだ。