北朝鮮の李洙墉(リ・スヨン)外相が28日、スイス・ジュネーブで行われる国連人権理事会と軍縮会議に出席するため、現地に到着した。北朝鮮外相が国連人権理事会と軍縮会議に出席するのは今回が初めて。
李氏は3日午前に軍縮会議、午後には国連人権理事会の高官会議にそれぞれ出席し、北朝鮮の立場を主張する。人権理事会では、国連総会が採択した対北朝鮮人権決議案を強く批判するものと予想される。また軍縮会議では、自国の核兵器開発は安全保障のための避けられない決定である、とする主張を展開するものと見られる。
なお、2月21日に北朝鮮を出発した李外相は、ジュネーブに先立ってモンゴルを訪問。同国のエルベグドルジ大統領、首相、外相らと会談した。