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北朝鮮の今年の米の生産量が、去年より20万トン増えて140万トンになる見込みだと、国連食料農業機関(FAO)が最近発表した「食糧の展望(Food Outlook)」という報告書で明らかにしたと、5日に「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」が報じた。

FAOは、今年北朝鮮に流入した外部の米は60万トンで、これによって来年までに北朝鮮の米は200万トンになると予想したと伝えた。また、とうもろこしの生産量も去年は130万トンだったが、今年は190万トンに増える見通しだと放送は明らかにした。

とうもろこしについては、今年外部から流入した量は20万トンで去年の70万トンよりも少なく、来年まで食べることができる量は今年の200万トンから多少増えた210万トンにとどまるだろうとFAOは分析している。

また、米やとうもろこし、小麦粉などを除いた、とう精前の穀物の収穫高は、去年の150万トンより60万トン増えた210万トンになるとFAOは明らかにした。

北朝鮮の農業省のリ・イルソプ対外協力局長も、10月末に中国官営の「新華通信」とのインタビューで、今年の全体の収穫高は、去年の403万トンから17%増えた468万トンになるだろうと述べている。

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これについて、FAOのアンリ・ジョセラン世界情報早期警報局長は、VOAとの電話インタビューで、「今年の北朝鮮の収穫高は去年よりはよくなるだろうが、依然として北朝鮮の年間食糧需要を満たすには不十分」と指摘した。

FAOとWFP(世界食糧計画)は、10月に実施した今年の北朝鮮の収穫高調査の結果の最終分析を行っており、早いうちに発表する予定という。