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講演会では「金に目が眩んだ一部の女性が社会主義一心団結を傷つけて社会への不信感と不和を煽っている」と警告している。しかし、こうした詐欺事件は、なかなか減らないとのことだ。

実際、平壌市で大同江区域に住む崔(チェ)という女性が、北朝鮮で商売をする中国人(華僑)から中国人民元数万元をだまし取る事件が発生した。

また、別の女性は自らの類い希なる美貌を最大限利用して、富裕層の男性から多額の現金を巻き上げたという。まさに資本主義社会顔負けの「オンナ詐欺師」っぷりだ。

男性は安い給料でも職場へ…「商売」できるのは女性だけ

北朝鮮経済が市場主義に移行するのは、大飢饉「苦難の行軍」がはじまる1990年代の中頃からだ。この時期には、男性による欺師事件が増えた。

ただし、男性は基本的に職場(企業所)に出勤しなければならない。しかし企業所でもらえる給料では生活はとても無理だ。そうした矛盾に立ち上がったのが家庭の主婦、いわゆるアズマイ(おばさん)達だった。

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