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2013年末には、世界のどこでも大量破壊兵器を利用したテロが起こる可能性があると、アメリカ議会の委員会が警告した。

それぞれの党が参加しているアメリカ議会の「大量破壊兵器の拡散とテロ防止委員会」が2日に出した、「危機にさらされている世界」という報告書によると、「テロリストが核兵器よりも生物兵器を確保し、テロを起こす可能性がある」という。

また、北朝鮮をはじめとし、ロシア、中国、イランなどが内密に攻撃用の生物兵器プログラムを推進している可能性もあるという。

報告書は北朝鮮とイランが核兵器開発に成功すれば、核兵器不拡散条約(NPT)では解決できない核拡散競争が起きる可能性もあるため、世界は北朝鮮とイランの核兵器開発を許してはならないと強調している。

専門家らは北朝鮮が現在、核兵器を10基程度製造できるプルトニウムを保有していると分析している。また、北朝鮮とイランの核兵器開発を防がないと、世界の国々が競って核兵器開発をする可能性があると懸念している。

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同報告書はまた、オバマ次期政権は北朝鮮に、すべての核兵器や核プログラムの完全な廃棄を求め、プルトニウムだけでなく、北朝鮮が否認しているウラン濃縮プログラムまで廃棄の対象にするべきだと指摘している。

特に、外交が失敗した場合は軍事行動に出る可能性もあるため、「鞭と人参戦略」を提案している。

次期アメリカ政権が外交で北朝鮮やイランの核開発プログラムを中断させるのであれば、核プログラムを諦めた場合のメリットや諦めない場合のデメリット、両方を強調する方法を取るべきだとも指摘している。

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この委員会はボブ・グレイアム前上院議員(民主党・プロリダ州)が委員長で、ジェームス・タラント前下院委員(共和党・ミズーリ州)など、民主党、共和党出身の議員たちが党を問わず参加している。