脱北者・申東赫(シン・ドンヒョク)氏の自伝「北朝鮮14号管理所からの脱出」の著者のブレイン・ハーデン氏が、朝鮮人民軍空軍大尉の脱北をテーマにした本を出版すると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。

タイトルは「偉大なる首領と操縦士(the Great Leader and the Pilot) 」で、3月15日に出版予定。

本の主人公である盧今錫(ノ・グムソク)氏は1932年、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の新興(シヌン)郡で生まれた。朝鮮戦争が休戦になってからわずか数週間後の1953年9月21日朝、ミグ15戦闘機に乗って韓国の金浦空軍基地へと降り立った。

その後、報奨金として10万ドル(現在の価値に直すと約89万ドル≒1億円)を受け取った。脱北翌年の1954年にはアメリカに移民し、先に脱北していた母親と再会。デラウェア大学卒業後、ボーイング、パンナム、GM、ロッキードなどで航空技術者として働き、後にはエンブリー・リドル航空大学で教授を務めた。

北朝鮮で、21歳の若さで空軍大尉となった盧氏は、金日成首相(当時)に3回会ったことのあるエリートだった。当時の友人である呉克烈(オ・グンリョル)氏はその後、朝鮮人民軍総参謀長や国防委員会副委員長を歴任している。

 

 

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