人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北朝鮮の権力の核心は金正日と「朝鮮労働党(労働党)」だ。金日成-金正日の首領独裁も「党権」掌握から始まった。

現在、朝鮮労働党の内部で強い権限を行使している機関は党書記局だ。一般的に共産国家の最高指導機関は、政治局常務委員会だが、北朝鮮では現在、金正日だけが唯一の常務委員であるため、最高指導機関としての役割を果たすことができない。

したがって、1997年に金正日が党総書記職に選出されることで、党書記局に非常に強い権力が集中した。黄長ヨプ前労働党書記は「90年代に入り、党中央委員会政治局は完全に有名無実化し、実際に金正日に政策の建議をしているのは書記」と証言した。

74年に金正日が党組職書記になり、後継体系を樹立して、北朝鮮の権力の核心は政治局から書記局に移るようになった。すべての政策や人事などの決定権が、党中央委員会書記局と専門部署に移り、政治局や全員会議などは、事実上これを追認する挙手機関に転落した。

金日成時代の「政治局中心の党」が、金正日体制で「書記局と専門部署中心の党」に変化したのだ。黄長ヨプ元書記も「朝鮮労働党を実質的に動かすのは党中央委員会の書記と組職指導部」と証言している。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

労働党は党書記局傘下に専門部署を置き、党員や住民、そして北朝鮮のすべての部門に対する政策的統制機能と指導機狽?牛sする。書記局の傘下には党生活を指導する組職指導部と政策的機狽?牛sするそれぞれの部署がある。

組職指導部は北朝鮮社会全般に対する党の領導と統制を実施する。金正日の右腕の役割を果たす最も核心的な部署として、幹部や党員、住民の党生活を統制している。

◆ 金正日、組職指導部を通じて党・軍・政を掌握 = 書記局傘下の専門部署のうち、背後で掌握しているのは組職指導部だ。組職指導部は金正日直属の部署として他の部署の事業を統制・監督する機狽?ハたしている。金正日が政策決定のための書記局会議に組職指導部の副部長を必ず参加させるのもこうした理由からだ。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

組職指導部本部の担当者たちは、金正日を除く中央党すべての幹部の学習を組織して、党生活をまとめている。組職指導部の軍事部門は、人民武力部や朝鮮人民軍の総政治局が管轄する部隊の党組織を掌握している。

軍部の高位幹部の選抜や検討など、人事は全て組職指導部幹部課の所管だ。行政部門は金正日に独自に提議書を上げることができる主要な権力機関、すなわち国家保衛部、社会安全省、検察所、裁判所、国家検閲省などを掌握している。

組職指導部の全党部門は本部と軍事分野を除く分野の党組織、すなわち国家機関と社会組織内の党組織、そして地方の党を指導、統制している。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

このように組職指導部が北朝鮮に存在するすべての権力機関を指導・統制する機狽?揩チているため、金正日はこの専門部署を通じて、党・軍・政の高位幹部はもちろん、下位幹部まで掌握できるようになったのである。

◆ 北のパワーエリート、 張成沢・リ・ジェガン・キム・ヤンゴンなどに注目 = 現在労働党は革命1世代(抗日パルチサン世代)と2世代(3大革命指導世代)を経て、実務中心の3世代(3大革命に参加した学生の世代)に、世代交代が進んでいる。

現在70~80代の1世代目は、権力の要職から退陣しており、40~50代の3世代目が浮上しているが、まだ50~60代の2世代目が権力の中心部に布陣している。彼らは政治局と書記局、組職指導部などの要職を掌握している。

主席団の序列では党政治局の正委員である金永南とチョン・ビョンホ以外にもチェ・テボク、ヤン・ヒョンソプ、チェ・ヨンリムなどの候補委員が、現在主席団の10位圏前後の序列を占めている。また、10位圏前後にはキム・グクテ、キム・チュンリン、キム・キナムなど党中央委員会の書記も並んでいる。

労働党の幹部の中で最も注目される人物は、金正日の妹の夫である張成沢行政部長だ。2004年に「権力欲による分派行為をした」という理由で、業務停止処罰を受けて一線から退陣したが、2005年に復権し、2007年に行政部長に昇進して現在非常に強い権力を行使している。

行政部長は党内で国家安全保衛部・人民保安省・裁判所・検察所と勤労団体部及び、首都建設部を指導する核心的な要職だ。

オ・クンニョル作戦部長(31年生まれ)と組職指導部のリ・ジェガン第1副部長(30年生まれ)も、上位の人物だ。またキム・ヤンゴン統一戦線部長(38年生まれ)、イ・ヨンチョル軍事部門組職指導部第1副部長(28年生まれ)、カン・クァンジュ対外連絡部長(36年生まれ)、キム・キナム、チョン・ビョンホ、キム・グクテ書記などが核心的な実勢にあがっている。

書記局のハン・ソンjョン(経済 26年生まれ)、キム・チュンリン(勤労団体 24年生まれ)、キム・キナム(党中央委 26年生まれ)、チェ・テボク(党中央委 30年生まれ)、チョン・ビョンホ(軍需 26年生まれ)、キム・グクテ(幹部部 24年生まれ)書記も金正日の最側近で、強いパワーを行使している。

キム・キナム書記は「宣伝分野の鬼才」と呼ばれ、金正日の名前で発表される主要な文献や各種の祝賀文が彼の手を経ている。今年、金正日の現地指導にも22回随行している。

キム・ヤンゴン統戦部長は去年の南北首脳会談の時、北側で唯一参席するほど金正日の信任を得ている。だがキム部長は今年6月18日に、金正日が中国の習近平副主席に面談した時に参席した後、メディアに登場していない。

万景台革命学院の1期生であるオ・クンニョル部長は、日本統治時代の末期に「金日成部隊」の隊員だったオ・チュンソンの一人息子だ。北朝鮮で「金日成部隊」の亀鑑と呼ばれているオ・ジュンフブは親戚である。だが、オ部長も今年4月以後姿を現わしていない。

海外の拠点を通じてスパイの国籍や身分を洗うなどの役割を果たす対外連絡部のカン・クァンジュ部長は、2006年5月に祖国の光復会創立70周年記念中央報告会に参加したのが確認された後、姿を現わしていない。だが、今年の9・9節で少し姿を現わしたと伝わった。

党軍事委員会にはイ・ウルャ巨l民軍元首(21年生まれ)、イ・ハイル党軍事部長(35年生まれ)、キム・ヨンチュン国防委員会副委員長(36年生まれ)、キム・ミョングク人民軍作戦局長(40年生まれ)、キム・イルチョル人民武力部長(33年生まれ)などのパワーエリートがいる。

◆ 党書記局・組職指導部・パワーエリート、北の後継に影響 = 最近、金正日重病説で北朝鮮の後継告}に関心が集まっている。金正男・ジョンチョルなどの3代父子世襲、集団指導体制、第3の人物など多くの分析が出ているが、明らかなのは党が誰の手を上げるのかによって決定するということだ。

特に、非常に強いパワーを行使する書記局と組職指導部が誰の手を上げるのかによって、「ポスト金正日」は決まる。

現在、金正日は党総書記として党中央委員会組織指導部長まで直接兼任している。したがって、今後後継者の指導体制を樹立するために、組職指導部長または、組職書記職に就いている人物が金正日の後継者に決まる可能性が高い。

こうした理由から、金正日の次男である金ジョンチョルが去年、労働党組職指導部の副部長に就いているという話があり、後継者に急浮上したという分析も出た。

強い権力を行使しているパワーエリートたちが、誰の手を上げるのかということも、後継告}に影響すると予想されている。最高権力者である金正日が死亡した時、彼らの力が後継告}に強い影響力を与えると思われる。

これまで伝わったことによると、張成沢行政部長は金正日の長男である金正男と近い関係である一方、労働党内で最も勢力があると言われていたリ・ジェガン組職指導部第1副部長は金ジョンチョルを支持しているという。

最近、張部長の側近であるイ・ヨンボク元南浦市党責任書記、イ・ヨンス元党行政部副部長なども復帰し、徐々に勢力を拡大しているという。だが、牽制勢力が多いという弱点もある。