北朝鮮に残った家族や親族のために
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面韓国の脱北者のうち半数以上が、北朝鮮に残っている家族や親族に送金したことがわかった。
韓国ソウルに本部を置く「北韓人権情報センター」は10日、179ページに及ぶ「2014北朝鮮離脱住民経済活動の動向」報告書を発表した。このなかで昨年12月に韓国に定着する脱北者400人にアンケートを実施。その結果、59%が「北朝鮮に送金したことがある」と答えたという。
2014年の対北朝鮮送金額は以下の通り。
11万円以下 31.1%
11万円〜21万円 36.2%
21万円〜32万円 16.4%
32万円以上 16.3%
55万円 5.1%
北朝鮮から韓国へ送金するケースも
送金方法は多様化しつつある。中国の銀行を通じて、その場で電話して確認するとの回答もあった。ブローカーを通じて送金する場合、送金額の21〜30%が手数料として支払われると回答者の71%が答えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面一方、韓国での生活がうまくいかず、中国や北朝鮮にいる家族から生活費を送金された事例も5件確認された。
このうち4件は中国からの送金で、北朝鮮から送金されたケースも1件存在した。北朝鮮からの送金額は2千5百ドル(30万円)だった。