現在開催中の「座高円寺ドキュメンタリーフェスティバル」コンペティション部門の入賞作が11日、座高円寺(杉並区高円寺北2-1-2)で上映される。
受賞4作品の中でデイリーNKジャパンが注目しているのは、午後12時10分から上映の「ヘイトスピーチ」。
「朝鮮人を皆殺しにしろ」「鶴橋大虐殺を起こすぞ」などと、聞くに堪えないヘイトスピーチ(差別煽動表現)を路上に垂れ流しつつ、デモや街宣活動を行う「行動保守」と呼ばれる人々。
今でこそマスメディアも社会問題として取り上げるようになったが、ほんの数カ月前までは「画面が汚れる」「煽りかねない」などの理由で一切取り上げられなかった。社会も警察も行政も、放置していたと言える。
映画「ヘイトスピーチ」は、大阪を中心にヘイトスピーチに反対して公然と立ち向かう「カウンター」と呼ばれる人々を描いた作品だ。
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監督を務めたのは大阪芸術大学映像学科を卒業したばかりの佐々木航弥氏。在学時代の指導教授は「ゆきゆきて神軍」を撮った原一男監督だ。
佐々木監督は同作品について次のように語っている。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面カウンターが出てきてから社会的に動きが活発になり、ヘイトスピーチが2013年の流行語にも選ばれ、この問題が社会から注目を集めることになる。
しかし、ヘイトスピーチが正確に理解されていない現実もあり、どっちもどっち論を唱える方がいる。そして、この問題について聞いたことはあるが何も知らない方もいる。
そのような方々に観て頂くために、この作品を制作した。
この作品はDAIGEI FILM AWARD 2015(平成26年度大阪芸術大学映像学科卒業制作展)でも上映される。
大阪芸術大学映画館(近鉄長野線喜志駅よりスクールバス)
2月16日(月)13:00
2月19日(木)14:05
2月22日(日)15:40
大阪芸術大学スカイキャンパス(あべのハルカス24F)
3月15日(日)14:10
公開情報:
座高円寺フィルムフェスティバル http://zkdf.net/index.html
DAIGEI FILM AWARD 2015 http://daigei-film-award2015.jimdo.com/