米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は6日、北朝鮮の労働党幹部や行政部幹部の間で「プーチンコート」と呼ばれる冬服が流行っていると伝えた。
かつては「プジャン(部長)コート」と呼ばれていたコートが、「プーチンコート」と呼ばれて販売されているという。ロシア大統領の名前を商品名とすることで、その知名度にあやかる「宣伝効果」を意識しているようだ。
韓国でトレンチコートを「バーバリーコート」、日本でシャネル型スーツを「シャネルスーツ」と総称するのと似たような発想だと思われる。「宣伝効果を狙った商品名」という市場では当たり前の販売戦略が、北朝鮮でも徐々に浸透していることの表れといえるだろう。
富裕層女性にはフェイクファーのミンクコートが大人気
プーチンコートは、150ドルから200ドルで販売されているとされるが、庶民には高嶺の花だ。それでも、その出来映えの良さには中国人貿易業者からも賞賛の声が出ているという。